「自分や自分の家族が受けたいと思えるようなサービスを」

高井 達也

従業員高井達也がインタビューを受けている写真
高井社長はお若いですが、どのようなきっかけで会社を起ち上げたのでしょうか?

父が、元々介護事業所をやっていました。小さいころから、私も事業所に顔を出すことがありました。
その事業所はヘルパーさんもみなさん笑顔で和気あいあいと仕事をしており、また、利用者さんも活き活きとされている方が多くいたように思います。
たまにお祭りなどのイベントがあったのですが、その時にも、当時子供だった私は皆さんにかわいがってもらってて、自然と父の仕事に対しての興味が深くなりました。
実は父は、脚に障害を持っていました。「僕が大人になったら、もっと専門知識を持って、仕事の上でも、生活の上でも、父の手助けができたらなあ」とも思っていました。

学校を卒業して、ヘルパーの免許を取って、社会人になった頃、父が病気になって入院をしました。
そのため、介護事業所は閉めることになりました。
ですが、ヘルパーさんや利用者さんが「やりたい・利用したい!!」と言って下さった声に押され、自身のやり方でやっていけるような場所を作ろうと『あいえん』を起ち上げることに決めました。
ありがたいことに、自分の周りには頼れる人がたくさんいてくださり、いろいろ助けていただきながらここまで成長してこられたと思います。

この仕事をやっていて、「充実感」や「嬉しかった」などといったエピソードはありましたか?

やはり、必要とされているところでやりがいを感じます。
利用者さんから「来てくれてありがとう」「来てくれるのを楽しみにしていた」と言われることは、何度言われてもいつもうれしく思います。
また、あいえんでは、高齢者の介護だけでなく、障がい福祉も行っているのですが、スポーツをされていた方が、入院されて、在宅復帰の際に「歩行の安定が必要」と診断された時、「あなたがいてくれたから安心できる・心強い」と言われたことがうれしかったです。

その方は、どのくらいのお付き合いになるのですか?

初めてサービスを利用され、まだ2ヶ月ほどのお付き合いなのですが、週3回訪問させていただいています。入院される時なんかは、「お見舞いに来てや」と言われます。

お話を伺っていると、なにか、『利用者とサービス提供者』というイメージではなく、言葉を選ばずに言うと、『友達』や『親戚』のような間柄のような雰囲気を感じるのですが。

よく言われます(笑)私が利用者さんと接しているときは「友達みたい」って言われるんです。いい意味かどうかは解らないですけど。

そういった雰囲気作りは「経営理念」などに基づくものなのでしょうか?

あいえんのスタッフはみんな思ってくれてると思いますが、『自分や自分の家族が、あいえんのサービスを受けたい』と思えるような仕事をやっています。
私自身が『作業』や『業務』という感覚で接されるのが嫌だから。
自分の家族のようにご利用者さんとは接しています。

高井社長が今後、やっていきたいことはありますか?

もっと多くの、同じ気持ちを持った方たちと働きたいなと思っています。
そのために、同じ意識を持って仕事をできるような環境を作っていきたいなと思っています。

ではどういった方があいえんに向いていると思いますか?

人と接することが好きな人。
そのうえで、自分はこういったことが得意ですよとかある方だとありがたいですね。
自分が得意なこと、別の人が得意なことはそれぞれ違うと思うので、色々補い合えるような形を作っていきたいなと思います。
業界経験は一切問いません。