「人の人生に寄り添える、介護という仕事って素敵だなと思っています」

吉川 早小里

従業員の吉川早小里がインタビューを受けている写真
この仕事を始めたきっかけは何ですか?

元々は違う仕事をしていました。そこで出会った方に「ヘルパーに向いてるよ」と言われて色々と調べていると、確かに自分の性格に合っているなと感じて。
資格を取りに行くことにしたんです。
また15年程前から両親と同居する事になり隣県から越してきたときに環境の変化からか母が認知症になり仕事と介護を両立していたときに力になってくれたのが訪問介護のヘルパーさんでした。
自宅での介護について色々悩んでいるとヘルパーさんが家族それぞれの話を聞いてくれてストレスが緩和されました。母が亡くなった時には誰よりも早く駆けつけてくれヘルパーさんの支えのお陰で最期まで自宅で過ごせた事にとても感謝しています。そんな人の人生に寄り添える在宅介護の仕事ってとても素敵だなと私も続けています。

ケアマネージャーの仕事の魅力を教えてください

施設入所を希望される方もおられますが、やはり「住み慣れた地域や自宅でずっと過ごしていたい!」と思われる方もたくさんいらっしゃいます。その方々の望まれる暮らしがどうすれば維持できるのかを利用者様や家族様と一緒に相談しながら計画を決めていく。そして少しずつ安心して穏やかな毎日を送れ、生き生きと生活して頂く事で喜びの声をダイレクトに受けた時には本当に嬉しくてやりがいを感じます。

その次のステップとして、あえて制度を使わないという方法もあるのでしょうか?

はい。今後も利用者様の自己負担が現状の1割から2割・3割に増えていくであろうと言われています。受給する年金の額が増える事は望めないのに負担は増えてしまう中で私たち介護事業を行う者としてそれぞれの方が本当に必要とされるサービスを決められた制度の中で提供しなければならないことに矛盾を感じることもあります。もっともっと地域の繋がりやボランティア活動といったインフオ-マルなサービスも充実出来るように取り組んでいきたいと思っています。
利用者の方々が今の人生をもっと楽しいものに出来るように。